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2021/04/05
版画のエディション表記について②
一般的に皆さんが目にするエディションは
上記の「アラビア数字表記」、次に「ローマ数字表記」だと思います。
この「ローマ数字表記」の読み方(数え方)でたまに質問を受けますので
簡単に説明したいと思います。
C=100、L=50、X=10、V=5、I=1で、
基本は、大きい数字から列記し、尚且つ足し算します。
つまり、上記の写真は、
分子がXXIII=10+10+1+1+1=23
分母がXXV=10+10+5=25
と読みます。
ちょっと見え難いかもしれませんが、
XCVIII/CL
と書かれています。
あれっ・・・?
さっきの基本「大きい数字から列記」にあてはまりません!
そう、分子の最初の大小が逆転していますね。(X=10、C=100、V=5、I=1、I=1、I=1)
この場合、逆転している所だけは( )で(大-小)の引き算になります。
つまり、
XCVIII=(100-10)+5+1+1+1=98
になります。
(重ね重ね、見え難くてすみません[汗])
上は、LIX/CLなので、
50+(10-1)/100+50 =59/150
です。
下は、XLI/CLなので、
(50-10)+1/100+50 =41/150
ということになります。
この2種類のエディションを通称で「レギュラーエディション」と呼んでいます。
長くなりましたので、他のエディションについては、また後日述べたいと思います。
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