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2021/01/25
手彩(筆入れ)のおもしろさ2
前回に引き続き「手彩(筆入れ)のおもしろさ」について、
私が今までに扱った桃紅先生の版画作品の中で、一番違いがあったのがこの「Shading-Sunny C」という作品です。
左半分に黒系が集中し右側は空間(間/ま)を作り墨の濃淡と筆の流れで緊張と緩みを出したおもしろい構図の作品です。
上の写真の作品は「朱」と「金泥」のシャープな線を加えて完成されています
それに対し下の作品は、左半分の薄黒のところに太目の筆で何度か金泥を筆入れされています。(実物はもう少しはっきりしています)
更に、上で朱を使用していた辺りには緑を使っています。
ここまで変えるか・・・・!! というくらい、かなりイメージが変わってますね。
本当に作家の遊び心やインスピレーションは面白いです!!!
因みに、以前同じタイトルの作品をもう一点持っていたのですが、それは、最初のパターンの朱でなく緑色バージョンでした(笑)
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